キャンペーンTOP 映画概要 インタビュー 盲導犬基礎知識
−−Q&A 「ベルナのしっぽ」をさらに深く理解するために・・・盲導犬について「知っておきたい基礎知識」
 

盲導犬について、偏りのない正確な知識を持つこと−−。それは、誰でもすぐにできる、大きな一歩です。映画「ベルナのしっぽ」を見て、盲導犬について素朴な疑問を抱いた人、「街で盲導犬に出会ったらどうすればいいの?」と思った人−−。そんなアナタのためのQ&A。

 
−−「歴史と法律」編
   
Q.
A.



Q.

A.



Q.
A.

世界初の盲導犬が誕生したのは、いつごろですか?
確実な資料では、1819年。ウィーンの神父が犬の首輪に細長い棒をつけて、盲導犬として訓練したのが最初とされています。その後、
1916年には、ドイツにおいて盲導犬育成の学校が発足。1923年にはポツダムに国立の盲導犬学校が設立され、第一次大戦の戦盲者の社会復帰に役立ちました。

日本ではどうですか?
1938年、米国からの旅行者が盲導犬を伴って日本に立ち寄ったのが、はじめての接触となりました。その後、1939年には、四人の実業家 が一頭ずつ訓練済みの盲導犬をドイツから輸入。これを陸軍に献納したという記録があります。そして1957年、アイメイト協会創立者であり現在会長の塩屋賢一氏が育てた「チャンピィ」が 、国産として初めての盲導犬やとなりました。

盲導犬は、電車やバスに乗れますか?
いまは乗車が認められています。以前は電車では貨物扱いにされたり、事前申請が必要でしたが、1977年から状況は少しずつ変化してきました。この年の春、国会において盲導犬に関する質疑が行われ、史上初めて使用者と盲導犬が議事を傍聴。この結果、国鉄(現JR)乗車の事前申請は解除され、自由乗車が実現しました。これにともない、全国のバスも自由乗車が可能になりました。この動きは他の交通機関にも波及し、 いまは、航空会社・私鉄・私バスも搭乗・乗車を認めています。

 
−−「日常生活」編
 
Q.
A.



Q.
A.

使用者が握っている盲導犬の用具は何ですか?
ハーネスといいます。これを装着しているときは、盲導犬(アイメイト)にとって「仕事中」になります。使用者はハーネスと引き紐を左手に持ち、犬の右側に立って歩きます。犬が落ち着かずにキョロキョロしているときは、いつもと違う振動が伝わってくるなど、犬の心まで知ることができます。

たとえば駅や職場までの道を、盲導犬は覚えているのですか?
盲導犬は、主人の行き先を知って誘導するわけではありません。交差点など道が分かれる箇所で必ず止まり、主人の「ライト(右)」「レフト(左)」「ストレート(直進)」などの指示に従って動きます。どこへ行くかという意思は使用者にあります。あらかじめ地図を調べて、「いくつめの交差点を右・・・」というように頭に入れておいたり、知らない場所は人に聞きながら指示します。

 
−−「訓練と歩行指導」編
 
Q.
A.




Q.
A.
候補犬の訓練はどんな内容ですか?
盲導犬としての必要な科目を数え、服従と学習への態度の基礎をつくる「服従訓練」。ハーネスを付けて、段差や分岐点の告知、障害物回避、信号や踏切の横断、電車やバスの乗降などを教える「誘導訓練」。このあと指導員が目隠しをして仕上げとテストを行います。期間は約3ヶ月です。

いくつぐらいの指示語があるのですか?
「カム(おいで)」「シット(お座り)」「ダウン(ふせ)」 「ゴー(前進)」「ドア(ドアノブを捜して鼻を付ける」 「チェアー(椅子を捜す)」などをはじめ、約30の指示に従うように訓練しています。
 
−−「街で見かけたら・・・」編
 
Q.
A.



Q.
A.

「お利口ね!」と犬を撫でるぐらいは構いませんか?
ハーネスを付けているときは「仕事中」ですから、むやみに声を掛けたり、撫でたりしないでください。犬好きの人が触りたいという気持ちはよく分かりますが、盲導犬はペットではありません。視覚障害者の「目」なのです。

誘導を求められたら、どう案内すればいいのですか?
ハーネスを持って犬を引っ張るようなことはしないでください。使用者の後ろから言葉で方向を教えるか、使用者の右側(犬が左側なので)に立って、あなたの左肩か左腕を持たせて案内してください。方向を教えるときには、正面なら12時、右斜め前なら2時というように時計の文字盤を活用すると伝わりやすくなります。